国際協力とは何か?
ブログリレー 第10回
今までの国内活動エピソード
5期生のゆずきです!
今回、せっかくの機会なので、参加した国内活動を振り返りつつ、
「国際協力とは何か?」について考えたいと思います。
私自身の思考の整理に、しばしお付き合いいただけますと幸いです。
1年半前。大学に入学したばかりの私は「国際協力がしたい!」という思いで、日本マラウイ学生団体に入団しました。
当時の私がイメージしていた国際協力は、募金活動や現地でのボランティア活動… そのため、団体の「学生だからこそできる対等な国際協力」の考え方や、発信活動中心で物資・金銭援助は行わない活動に対し、「国際協力じゃなくて国際交流じゃないか…」「運動会って何のために開催しているの?」とちょっぴり拍子抜けしたような気持ちになったことを覚えています。
そんななか、昨年9月、東京外国語大学のルワンダに焦点をあてた学生団体、FemmeCafeさんとの交流会に参加しました。
私はそこで、団体紹介のプレゼン担当を務めました。初めての担当でまだ活動経験も少なかったので、プレゼンのために過去の先輩方が作った資料を必死で読み漁りました。
そこには、「マラウイにはない運動会を通じて交流することで、言葉の壁を超えて互いに異文化を知ることができる」「まずは知ることが大切!知らないと発信できない」「国際協力の基盤は人同士の交流にある」など、過去の活動を通して得た先輩方の想いや気付きが記されていて、私は「直接的に援助するだけが国際協力じゃないんだ!」と気付くことができました。
また、交流会では「学生だからこそできる国際協力とは?」をテーマにディスカッションを行いました。そこでも「学生だからこそ対等に見てもらえる。一緒に頑張れる。現地主体の活動ができる。」といった意見があがりました。さらに、「国内でも国際協力や交流はできるんじゃない?」「イベントを留学生と協力して準備することも一種の国際協力と言えるのでは?」といった声もあがり、さらに自分の「国際協力とは何か?」が広がりました。
昨年12月には、筑波大学サテライトオフィスで、顧問の川口純先生によるご講義と渡航報告会を合わせたイベントを開催しました。
先生のご講義では、「女性がスポーツをすることが歓迎されていなかったマラウイで運動会を開催し、女性にもハチマキを渡して参加してもらう意義」や「運動会を通じて皆で協力して達成感を味わったり、ルールを守ったりする経験の重要性」について深く学ぶことができました。
また、渡航メンバーから、「マラウイは少ない用具で大人数で楽しめる競技がよく行われている傾向があった。これらの競技が苦手な子も活躍できるように他のスポーツも伝えられたらいいなあと思った」という報告を聞き、「運動会を通じて多様な競技やスポーツの楽しさを伝える」ことにもまた意味があるということを知りました。
この団体での活動を通じ、私は「対等な国際協力」について知り、また「国際協力とは何か?」についての価値観が広がりました。
もちろん、直接的な支援や募金活動も、求められている、意義のある活動だと思います。私自身も団体外でこのような活動に参加することもあります。
しかし、ともすれば「アフリカは途上国だから支援しなければならない」といった一面的な考えになってしまいそうだった私が、「対等な国際協力」や「広い国際協力観」に気付けたことは、将来国際協力に関わることを目指す上でも、大変大切な経験になったと感じています。
最後までお読みくださり、ありがとうございました!
今後も様々な活動を通して、発信しながらもたくさんのことを吸収し、
国際協力について考えを深めていきたいと思います。
5期生 ゆずき
次回は団体代表による、国内活動を企画した際のエピソードです!
団体代表の思いがぐっと伝わってきます。
ご期待ください!
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